チューター制度とは何か
チューターとは、一言でいうならば「この会社で、いち早く実力を発揮してもらうためのサポーター」です。
創業メンバーでもない限り、入社する会社にはすでに文化があり、社会があります。
誰がどういう分野に強いのか、この話は誰に相談するのがベストなのか、入社したての社員がこれを理解するのは至難の業です。
冷静に考えると至難の業なんですが、フレッシャーズの的外れな質問や相談が「気が利かない」「空気が読めない」という評価につながっているなんてことよくありますよね。
私たちセルズのチューターは、長年その職場にいるからこそ分かる不文律をそっとフレッシャーズに教え、いち早く実力を発揮できるように背中を押します。
チューターは新卒社員のみが必要としているか
チューターというと、社会に出たばかりで社会のコトがよく分からない新人を教育するものというイメージがあると思いますが、中途社員にもチューターはとても有効です。
【中途入社社員チューター制度のメリットとは】
1)中途といえど、この会社は初めて キャリアがあると逆に聞きにくいという心理的な障害を払拭できる
2)既存社員との連携をスムーズに構築できる
3)社会人知識などは省略できるので、戦略的に別部門チューターをつけることも可能
別部門のチューターをつけることで、機能別組織形態では問題となりがちな、各部門間情報共有の停滞を緩和できる。
チューター期間は?
チューターの期間は、
①一律で期間を定める(例)入社から一年間)
②チューターとチューティー(チューターされる側)で期間を定める
②の場合は、チューターとチューティーで目標を定めて、その目標を通過したらチューター期間は終了とするなど、何かしらの節目を設けておくと、コミュニケーションが密になって効果的です。
入社1ヵ月・3ヵ月・半年・1年など3ヵ月スパンでマイルストーンを設けておくなどすると、新卒社員の不安の大部分である「自分はいつまでにどういう風になっていないといけないか」が、明確になり着実に前を向いて頑張ることができます。
チューターとチューティーの間で、このマイルストーンをしっかり握っておくことで同期との出来栄えを比較して必要以上に落ち込みなどということも防げます。
最後に

チューター制度の真価はチューター期間が終了した後にこそあります。
フレッシャーズが自分一人で仕事を進めていけるようになった後、アイデアレベルの相談を構えることなくできる。
心理的安全性が確保されたコミュニケーションの中からこそ、柔軟な発想が生まれ、ラディカルな問題解決に挑戦しようという気運が生まれます。